そ    の    も  ゆ   る      ぞ  ぢ づ    

2017年8月12日土曜日

名優

名優というのは、スターでもあるが、スターという枠でははまらない。
例えば、ポール・ニューマン。
明日に向かって撃て、ハスラーなど数々の名作に出演している。
演技も秀逸で存在感もあり、他の役者が比肩出来ないオーラがある。
正真正銘のスターだが、それが強すぎて、名優と呼ばれない。
皮肉なものだが、そう思う。
アラン・ドロン、ロバート・レッドフォード、スティーブ・マックイーン、皆スターであるが故に素晴らしい演技をしてもまず先に立つのはスターということだ。

表現が難しいが、独特のクセが必要だ。
毎回、違うというのも大切だ。
スティーブ・マックイーンは、常にマックイーンだ。
ドロンはドロン。レッドフォードはレッドフォードだ。観てる側もそれを望んでいる。
スターだからだ。

私が名優と思うのは、名前をあげるとこんな感じだ。
マイケル・ケイン、ロバート・デ・ニーロ、ジーン・ハックマン、ウィレム・デフォー、ケヴィン・ベーコンなどなど。
毎回違う役を演じ、圧倒的な存在感と迫力がある。
強烈な悪役も演じれば、素晴らしい人間性のある人物も演じる。
まさに、役者やのうという感じだ。
カメレオンのように役を演じ分ける技術は凄い。
デ・ニーロは、ゴッドファーザーにもなれば、ザ・ファンの偏執狂、刑事も演じれば、マイ・インターンの心優しい初老の男性も演じる。
ケヴィン・ベーコンも精神的に問題を抱える人物もやれば、凶悪犯も演じるし、挙げ句の果ては透明人間になるマッド・サイエンティストも演じる。
マイケル・ケインは、予定とギャラが合えば、作品を選ばない。
世紀の駄作と言われるポセイドン・アドベンチャー2にも出演するが、大作にも出演する。
常に違うが、常にマイケル・ケインであり、デ・ニーロなのだ。
スターと名優、どちらが良いという話ではなく、そういうものなんだろう。

0 件のコメント:

コメントを投稿