そ    の    も  ゆ   る      ぞ  ぢ づ    

2017年8月2日水曜日

しあわせの隠れ場所


2009年のNFLドラフトにおいてボルチモア・レイブンズに指名され、入団したマイケル・オアーが入団に至るまでに歩んできた半生を描いた作品。
サンドラ・ブロックはこの作品に主演し、アカデミー主演女優賞を受賞した。
マイケル・オアーの父親は行方知れず、母親はコカインの常習者の家庭に育ち、兄弟と引き離され、母親とも共に暮らすことが出来ない境遇で育った。
マイケルは友達の父親が息子の入学を頼みにクリスチャンスクールのコーチの所を訪れたとき、コーチから大柄ながら機敏な動きが出来る運動神経に目を付けられ、コーチの尽力で高校2年から入学を許されることになった。
しかし、マイケルはまともに学校も行ったことがなかったので、勉強の方法も分からず、無言で授業を受けていた。
マイケルは、住むところも侭ならない状態で、薄手の服しかなく、体育館で夜露を凌ぐ生活をしていた。
そんなある夜、車で帰宅途中のテューイ一家と偶然に出会った。
テューイ一家は、ショーンとリー・アン夫妻と娘のコリンズにS・Jの4人家族。
ショーンは多くのファーストフードのチェーン店を持つオーナーであり、裕福な家庭であった。
リー・アン(サンドラ・ブロック)は、雨の中寒そうな格好で歩く黒人の青年を目にし、見過ごすことが出来ず自宅に連れ帰るのであった。
翌朝、目を覚ましたリー・アンは、マイケルの姿が既になく家を出て行こうとしているのを見つけた。
その日は感謝祭。
気の毒な青年を放っておけず、感謝祭を一緒に過ごすようマイケルを引きとめ、家族と共に感謝祭を楽しんだ。
家もなく、着るものも侭ならないマイケルの境遇を知り、しばらく自宅で住まわせる決意をする。
マイケルは学校でも担任教師が、マイケルに口述試験をして、勉強を理解できる能力がることに気付き、仲間の教師に協力を呼びかけた。
テューイ夫妻は、マイケルに着る物や部屋を与え、もはや家族のように暮らしていた。
部屋を与えられたマイケルが、初めて自分のベッドを持ったことに喜ぶのであった。
そうこうして、マイケルの成績も徐々に上がり、フットボール・クラブへの入部を許された。
同じ学校に通っていたS・Jは、マイケルのためにトレーニング・メニューを考え、毎日マイケルを特訓した。
と、こんな感じで物語は展開する。
この映画の見どころはなんと言っても、サンドラ・ブロックのイケイケぶりだろう。
マイケルにフットボールの才能があることに気付き、それを後押しするのだが、その才能に気付く前に手を差し伸べている。
正義感というか、困っている人間を見過ごせない彼女の性格が一貫していて、清々しいのである。
サンドラ・ブロックの天真爛漫なイメージと相まって、観ているこちらも共感し、応援してしまう。
彼女の天性の人を惹きつける魅力なんだろう。
物語もストレート。アカデミーでどうのこうのという理屈っぽい話でもなく、ストレートゆえに観客を惹きつける、俗に言う感動作品なのだ。
まあ、スカッとしたい人には絶対おすすめの作品なのだ。

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